年度としては昨年度版つまり「令和3年度版」になる「県立高校の活性化に関する検討まとめ」、昨春は一昨年度版(令和2年度版)が2021年4月末に出ていたのに(年度がややこしい)今年は全然出さないので「もう出さないつもりなのかな」とすっかり油断していたら、5/11になって公開していたようですね。知りませんでした。大型連休があったから遅れたということでしょうか。大型連休は毎年ありますが。来年度からの高校入試の変更も学科改編も学科名変更もないので、今年はどうでもよいと思ったのでしょうか。「県立高校の活性化に関する検討まとめ」の中でも
「平成 28 年度の検討まとめ」において、具体的な活性化策を例示したグランドデザインに もとづ いた学科改編等が概ね実施できたことから、令和5年度の学科改編等については実施しない。なお、 学科改編等については、 今後も 引き続き検討を継続し、必要に応じて行う。
ということですから、学科改編・学科名変更などは一段落したという認識のようです。
なお、高校の定員についてですが、「県立高校の活性化に関する検討まとめ」にある資料でも今の中3・高校受験生(令和5年4月高校入学)について、西濃地区ではこの春高校入学の生徒と比べて200人以上生徒が減っていますから、西濃地区では定数削減が避けられないでしょうね。どこの学校が削減されるのでしょう。また、岐阜地区は昨年度(この春高校入学の生徒)が珍しく増えていて今の中3・高校受験生(令和5年4月高校入学)は一昨年並みの数に戻る感じですから、この春増えた一部高校の定員が来年は削られる(元に戻る)感じになるのでしょうか。他方、我が塾にはほぼ関係ないのですが、東濃地区は中3生が増えているんですね。こういう地区では定員も増える可能性がありますね。例年、高校の定員は秋(10月)にならないと発表されません。そのときを待ちましょう。
なにもなければ岐阜県公立高校入試に関する次の重大発表は7月末の高校入試「実施概要一覧」「独自検査の選抜要件一覧」ですね。各公立高校が第1次選抜の標準検査で当日点:内申点を何対何で取り扱うのか、独自検査をやるのかやらないのか、独自検査でとる生徒は定員の何%なのか、独自検査をやる場合、それに出願するための要件は何なのかなどを明らかにします。現行制度が安定してきた昨今では、昨年度までと大きな変更がないことが多いのですが、独自検査の要件などでは微妙に変わっていることもあるので注意が必要です。
ああ、その前に公立高校入試の募集要項(入学者選抜要項)が来月くらいに出るかな。こちらは全体的な制度を規定したものですが、既に日程などの大枠は発表されていますので、目新しい内容はないかもしれませんね。