【2023年春入試】岐阜県公立高校の入試日程が出ました。

 岐阜県の来春(2023年春)(令和5年度入試)の公立高校入試日程が県教委から発表されました。2年続いた出題ミス、この春から始まったはいいがつながりにくかったインターネット合格発表など混乱もあった今春入試を受けて何か変わるのかと思ったら、ほとんど何も変わりませんでした。去年と変わったことは、「オミクロン株の特性」に配慮したのでしょう、本検査→追検査の日程をやや縮めたことで、第一次選抜(本検査)→合格発表までの日数が少し縮まったところでしょうか。

 今日、県教委の会議が開かれその議題に入試に関することがあるというのは事前に告知されていたので、今日の発表かとは思っていましたが、昨年に続き即日ネットに上げる対応はすばやくてよかったですね。以前でしたら明日の朝刊報道→ネットはその後にという流れだったと思いますので。

 それはさておき、来春の公立高校の日程です。県教委の入試情報のページPDF資料から。


1 日程
■ 第一次選抜(全日制の課程、定時制の課程)
第一次選抜というのが世間の人が言うところの「公立高校入試」そのものです。第二次選抜は欠員が出た高校でしか募集がありません。
<出願期間>
令和5年2月13日(月)~2月16日(木)正午
願書は中学校の先生が出しますから、受験生にとって関係があるのは2/16(木)に変更前の出願状況が分かるということですね。
<変更期間>
令和5年2月17日(金)~2月22日(水)正午
※2月18日(土)、2月19日(日)は除く。
土日は当然ながら高校側はお休みです。
今年も去年と同じような日程になったので高校の卒業式が絡まない日程になりました。そういう意味では単純明快です。受付は最終日を除いて終日(午後4時まで)ですね。変更前出願締切が木曜日で、そこで出願倍率が分かり、金曜日から変更受付ですから、土日に家で相談して月曜日に学校に伝え、その日か火曜日に変更するというパターンも考えられますね。
<検査期日>
令和5年3月3日(金)
※一部の高等学校では3月4日(土)にも実施。
入試の日のことです。最近では面接や独自検査までをすべて1日で(つまり3/3に)済ませる高校がほとんどですが、一部の高校では実技検査や独自検査を次の日に行うところもあります。去年と全く同じ日(曜日だけ違う)になりましたので、まだ中学校が卒業式をやる前の実施でしょうね。高校の卒業式は3/1でしょうから、中学校も高校も忙しくなりそうです。
<追検査期日>
令和5年3月14日(火)
※一部の高等学校では3月15日(水)にも実施。
追検査の日程が昨年よりも4日、前倒しされています。いわゆる「オミクロン株の特性」を考慮して、期間を短くしても問題ないという判断でしょう。といっても追検査がインフルエンザ対策だった頃よりは大幅に長いのですが。昨年や今年のままなら、内容は第一次選抜の本検査と全く同じ内容で(つまり独自検査を受ける生徒は独自検査も)やるということです。ただし、学力検査の問題は3/3とは別のものを使います(そりゃそうだ)。
合格発表日の直前となり、昨年・今年と同様に厳しい日程です。該当者が出た現場の先生も大変だ。この春は追検査の該当者がどのくらいいたのかな、県教委さん、実施状況を公開してほしいな。
<合格発表・第二次選抜募集人員発表>
令和5年3月17日(金)
例年通りなら午前9時発表。追検査の日程が前倒しされた影響でしょう。昨年・今年とは違って、平日の発表になり、入試から発表までの待機期間も少し短縮されています。次に述べる第二次選抜の日程も窮屈さがやや緩和されました。
 
 
■ 第二次選抜(全日制の課程、定時制の課程)
第二次選抜は第一次選抜で欠員が出た高校、つまり定員割れだった高校で実施されます。
<出願期日> 令和5年3月20日(月)
<変更期日> 令和5年3月22日(水)
<検査期日> 令和5年3月23日(木)
<合格発表> 令和5年3月27日(月)

 改善された(短縮された)とはいえ、来春も公立高校入試(第一次選抜)から合格発表までが長~い日程になります。この春よりも4日短縮されましたが、それでも2週間待たされます(3/3入試→3/17発表)。ちなみに新型コロナウイルス感染症対応が必要なかった以前はインフルエンザ対応追検査が間に入っても発表まで8日間待つだけで済みました。新型コロナウイルス感染症対策で仕方ないことはいえ、この日程、間延びしますねえ。以前も書きましたが、入試から合格発表までは「自由にのんびり過ごして」と受験生(受検生)には言うのですが、こうも長いと普通科進学校に進む子は途中で勉強に切り替えが必要かもしれません。

受験生(受検生)のみなさん、頑張ってください。