今春(2023年春・令和5年度)の岐阜県公立高校入試の平均点がやっと出ました。

今日(2023年10月13日)、岐阜県教育委員会は今春(2023年春)の岐阜県公立高校入試の平均点を出しました。2年続けての10月発表です。もうこれからはずっと10月に出す、そういう宣言のようにも受け取れます。急ぐものでもないし、一般の人はほぼ誰も気にしていないでしょうから、そうならそうでいいのですが、来年は11月になったとか9月に戻したとか一貫性のない対応はやめてほしいだけですね。10月に出すなら10月に出すと、毎年続けてほしいものです。

県教委2023年10月13日発表資料から。上段が今春(2023年春)、下段が昨春(2022年春)

平均点のページはあとで更新しておきます(追記:更新しました)が、とりあえず県教委発表資料から点数を転載しておきます。少し前からこの集計では5教科の合計を県教委は載せないのですが、単純にこの5教科の点数を合計すると

293点。

やはり今春入試の平均は下がったんですね。現行制度になってからの最低点。昨春(2022年春)が現行制度最高の平均点でしたから、ジェットコースターですね。

ちなみにいつもこのサイトでも掲載しているテレビの解答速報の予想平均との比較ですが、解答速報での予想以上に低かったということになりました。ずっとあまり読み違えない教科だった理科で結構外していますね(といっても5点ですが)。理科は易しめの年が多かったので、難化が読めなかったのでしょうか。担当者が変わったかな。

この春の入試、全体的に見て過去最高にもの凄く難化したかというと(実際、平均点はそうなっていますけど)、私から見てそういう印象はあまりないんですよね。岐阜県で公立高校入試が難しくなったというと数学の平均が極端に低い(40点台)ことが多いのですが、今回は確かに低めでしたが極端に低くはありませんでした。全体にまんべんなくそこそこ難しくなってその積み上げで合計点が過去最低になったという感じでしょうか。この春の受験生がコロナ禍を中学3年間のほぼ全期間経験した生徒たちだった(いきなり一斉休校期間で中学校生活が始まった世代)という要素も大きかったかもしれませんね。

さて、次は2024年春の高校入学定員の発表です。昨年秋にすでにそれぞれの地区全体の定員について県教委は見込みを出していますので、あまりサプライズはないと思いますが、どうなるでしょう。今月末までに出ることになっていますね。