昨日(2024年3月14日(木))の第一次選抜合格発表の際に第二次選抜の募集枠も公表されました。第二次選抜は第一次選抜で欠員となった分の二次募集・追加募集のようなものです。今年も定員割れの高校が目立つ西濃地区では多くの高校で第二次選抜が実施されます。市内だと大垣西、大垣工業、大垣桜(も墨俣ですから「市内」ですね)の各高校で、また市外だと揖斐、不破、海津明誠、大垣養老の各高校で第二次選抜が行われます。と書いて思ったのですが、西濃地区で第二次選抜がないのは大垣北・大垣東・大垣南・大垣商業と池田の5高校だけですと書いたほうが早かったです。
第二次選抜実施校のうち大垣桜高校は、第一次選抜では学校全体で定員オーバー(+1)をしていましたが、受検生の第2志望と定員割れしている学科の噛み合わせが悪かったんでしょう。第二次選抜の枠ができてしまいました(噛み合わせ以前にそもそも第2志望学科を書いていない子もいたかもしれませんね。食物科志望の子で調理にこだわりがある子なら「他学科に行くぐらいなら併願私立へ」と考えても無理はありません。服飾と食物ではやることが全然違いますものね)。他の高校はいずれも第一次選抜で定員割れをしていましたが、第一次選抜では定員の枠外になっている外国人選抜(帰国生徒選抜や県外募集もですが)の合格者分は第二次選抜の枠からは除かれるので、大垣西と海津明誠はそれぞれ第一次選抜の段階の定員割れの分から1名少ない募集枠になっています。
昨日、第一次選抜の合格発表で今日(2024年3月15日(金))すぐに出願受付、そして今日1日だけで受付終了という慌ただしい日程です。中学校では既に第一次選抜の出願先を決める懇談で「第二次選抜に出願する気があるかどうか」を確認しているところもあるようですから、これでいいのかもしれませんが、不合格になって1日ですぐに気持ちを切り替えるのもなかなか大変なことで、しかも併願合格者について第二次選抜の受験を考慮しない(第二次選抜までは待たず入学手続きをしてもらうという)私立高校が多い中、出願するわけですから、第二次選抜に挑戦する子は私立高校の併願をしていなかった子か、公立高校に対して強いこだわりがある子かのいずれかでしょうね。
今日(2024年3月15日)受付が開始されて今日で締め切られた第二次選抜の出願状況は県教委が出していますが、以下のようになっています(ここでは西濃地区・岐阜地区の分だけ抜粋)。
この第二次選抜にも出願変更期間があって、今年から以前よりもその期間が長くなったので、県教委が第二次選抜の受検生(受験生)に配慮しているんだなあと昨年の日程発表当初は感心していたんですが、実はそうではなくて今年からWEB出願システムで端末操作は各自でしないといけないので、保護者が操作できるよう土日を挟んだ余裕を見た日程にしているだけのようですね。といっても中学校に連絡するその他の手続きを考えると土日に変更期間を設ける意味があるのか(これは第一次選抜も含めての話ですが)気もしないわけではないので、このあたりは来年に向けての改善点のような気がします。そもそも第二次選抜の出願が稀な例ならその出願変更もさらに稀な例でしょう。上にある出願状況を見る限り、今年これで変える人はいないと思われます。「いったん出したがやはりやめた」という取り下げはあるかもしれませんが。そもそも受検生に本当に配慮するなら変更前出願期間を第一次選抜の不合格が決まった翌日1日だけにはしないですね。今の第二次選抜というシステムは果たして必要なのかどうか(少ないとはいえ出願者がこのようにいるのですから必要ではあるのでしょうが)も含めてやり方に改善の余地はありそうです。
第二次選抜に出願されたみなさんは頑張ってください。
・・・で終わるつもりでしたが、加納高校の音楽科で第2志望合格の子がいたんですね。第一次選抜で第1志望出願者が15人だったのに16人合格しており、さらに帰国生徒選抜の1名を加えて17人となって40-17=23人が第二次選抜の募集枠になったんですね。第二次選抜の出願者はなかったようですが。特殊な技能が必要な学科ですから、安易に出願はしないでしょう。