昨年は私の事情でお休みしましたが、それ以外はここ数年にわたって毎年書いてきました「予想は難しい」シリーズ。今年は2年ぶりの復活です。
岐阜県公立高校入試(第一次選抜)の学力検査は昨日終わりました。多くの高校受検生(受験生)は昨日だけでもう入試を終えたことでしょう。今日は友達と難しかったとか簡単だったとかいろいろ言い合っていたかもしれません。テレビ(ぎふチャン)の解答速報では毎年平均点の予想を流しています。それによると昨年よりはやや難しく、一昨年よりは易しいとしています。その見立てが果たして正しいのか?それが後日発表される県教委発表の公式の平均と比べてどうだったかを検証するのがこの記事のシリーズです。
県教委発表の平均点とテレビ解答速報の予想平均点
この企画を始めた当初は、ざっくり言えば「ほーらテレビの解答速報で易しかったと言っているけど、予想平均と公式発表の平均は結構ずれていることもあるから、結果が分かるまでそんなに気落ちしないで」という趣旨で始めたのですが、予想している側の精度がだいぶん上がってきました。特に昨年・一昨年は公式発表の平均点が大きく変動している割(大きく変動している年はあてるのが難しい)に、ほぼピタリと言ってもよい結果になりました。生徒たちの反応もあまり分かっていない段階での予想、おつかれさまです。こんな記事を毎年作っていて何ですが、私にはとても予想はできません。
さて、今年の予想では合計平均が下がるということになっていますが、例年、合計平均点の足を引っ張っている数学が易化したという予想、国語がちょっと難しくなったといっても大変易しかった昨年と比べてのことですから、特に上位校を受験した生徒たちにとっては易しかったという印象のほうが強かったかもしれません。そのあたり、公式発表では得点の分布も例年出ますから、入試のことなど受検した子たちもすっかり忘れているだろう半年後(9月)の公式発表を待ちたいと思います。昨年同様、9月には予想の「答え合わせ」記事を出す予定です。
いずれにしろ、本当のところはどうだったかはここから数週間程度では分かりません。終わったことをいろいろ考えても仕方がありません。21日午前9時までの長ーい合格発表待ち期間、今までのストレスを発散させるのもいいと思いますが、遊んでいるだけでは飽きて疲れてしまうでしょう。本を読むとか芸術に触れるとか、意識の高い子は高校へ向けての勉強をスタートさせるかもしれませんね。個人的にはこの期間に勉強をするなら「高校入学後」を意識しない自由な勉強をしてほしいと思いますが。ともかく終わった入試のことはいったん忘れて、今までの疲れをとりつつ有意義にこの期間を過ごしてください。