岐阜県教育委員会から2025年10月24日(金)付で来春(2026年春・令和8年度)の岐阜県公立高校の入学定員が発表されました。発表資料はこちらのサイトのこちら。昨年出された見込みと比べると、岐阜地区は見込み幅の下限での増員、飛騨地区は40~80名までの減員が見込まれていたものの減員無しとなりました(高山工業は学科→学科群変更に伴うもので増減はしていません)。
全県で見込みよりも変動の少ない定員となったと言えるとは思います。
以下に岐阜地区と西濃地区だけ抜粋して載せておきます。
各務原西だけ+40です。

全県で見ても変動は各務原西の増加だけという珍しい年になりました。
少子化の進む中、この学年に限っては中学3年生の数にそれだけ変動がなかったということですが、「通信制へ流れている生徒が最近増えている」とか、「高校無償化で私立高校への流れが加速するか(やってみないと分からない不確定要素ですが)」とかそういうことはあまり考えていないかもしれませんね。
公立高校の再編・統合が先送りされている現在、果たして来春の公立高校の出願状況はどうなるでしょうか。
現在すでに厳しい状況の一部の高校に対しては地元自治体の支援の取り組みが県内でも始まっていますが、功を奏するでしょうか。
倍率の高いことが多い高校もふくめて、私立高校も含めた高校無償化でどう出願状況が変化するでしょうか。
私立高校側には公立入試前に単願に切り替えた併願合格者にさまざまな優遇措置を設けているところもあります。
これから2月の出願期間まで、来春から「無償化」という新要素が加わるだけに見逃せません。
さて、岐阜県公立高校入試関連の重大発表、次は来年1月の進路希望調査(最終回)の結果発表ですね。
最終回の結果だけは例年ネット上でも公表されています(11月~12月にかけては一つ前の結果が学校に掲示されているかもしれません)。
その前に(重大とまでは行きませんが)再来年春(2027年春)以降の定員の見通しがそのうち今年もまた出るかもしれませんが、それは来春入試を受験する生徒には関係のない話。
