2023年9月20日付で令和6年度（2024年春）の「岐阜県立高等学校入学者選抜要項」を県教委が出していました。入試についていろいろな規定が書いてあるものですが、ほとんどはこれまで発表された内容で新しい事実は出てきていないように思います。
ただ、ここでもたびたび取り上げているようにWEB出願が始まるのにともなって、細かいところが変わっています。
例えば、受験料（受検料）の納付が出願変更期間が終わってからになっています。出願変更期間に願書を取り下げることになった生徒は、はじめから納付しないということですね。
また、合格発表もWEB出願システムを利用してWEB上でも現地と同じように発表するという話でしたが、それについては要項には何も書いてありません。公式の合格発表は現地での掲示であり、WEB上での発表はおまけということでしょうか。それともなくなったのでしょうか。もともとコロナ対策（密集回避）で始まったネットでの合格発表でしたから、昨今の状況で無しになったと言っても驚きはしませんが。
さらに入試得点の開示については
(2) 学力検査得点情報の通知
ＷＥＢ出願システムにより、第一次選抜学力検査又は第二次選抜学力検査における教科別得点を受検者に通知する。
「希望者」という言葉はなく受検者に通知ということになっていますから、全員がWEB出願システムで得点を知ることが出来るわけですね。知りたくない人は見なければいいということでしょう。調査書は今まで通り高校に開示請求しないといけないようですが。
逆に、何でもかんでもWEBかというと、コロナやインフルエンザで追検査を受けることを希望する生徒は、WEB出願システムではなくて中学校から電話で（！）高校に連絡し、高校に紙の申請書・証明書を提出することになっていますね。オンライン化も道半ばのようです。
