第1次選抜も終わった頃になって第2次選抜での新型コロナ感染者に対する救済措置が県教委から発表されました。
第1次選抜での救済措置は既に発表されていました(本検査も追検査もコロナで受けられなかった子は定員枠外での特別追検査を第2次選抜の日に実施)が、第2次選抜を新型コロナ感染で受けられなかった子に対する救済措置がありませんでしたので、それを決めたようです。第2次選抜を実施するだろう高校が限られている上(第1次選抜の結果、定員割れを起こしていないと第2次選抜は実施されない)、第2次選抜当日に新型コロナに感染してしまった第2次選抜出願済の受検生が対象ですから、相当限られた受検生になると思いますが、それでも出る可能性はあります。そこで「あきらめろ」と言われたら路頭に迷う生徒も出るかもしれません。そういう意味ではこの対策、よかったですね。ほとんどの受検生(受験生)は第1次選抜で入試を終えるでしょうから、ほとんどの受検生にはあまり関係がない話ではありますが。
公立高2次選抜でコロナ救済措置 岐阜県、調査書で審査 https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/49930
24日の第2次選抜を受験できない場合、25日正午までに申請書を受験校へと提出する。試験は実施せず、提出された調査書などを基に合格者を決定し、26日に合格を発表する。特別措置の導入は初めてで、既に発表している入試日程に変更はない。
県教委の高校入試情報のウェブサイトに出ている資料(PDF)によると、
中学校から提出された調査書の記録 等に基づいて審査し、入学者の選抜に当たる 。なお、 合格者は 、 第二次選抜の募集人員 とは別に決定する 。
ということですので、第2次選抜の学力検査を受けた生徒の枠とは別に調査書で合否を決めるようですね。これ以上入試(学力検査)を実施するのは日程的にも物理的(試験問題の準備)にも不可能ということでしょう。通常の枠外にするのは第1次選抜の特別追検査(追検査も受けられなかった子のための追検査)に準じた対応でしょう。まあ枠が外か内かというのは例年の第2次選抜の募集状況を見ているとあまり関係ないかもしれませんが(昨年も第2次選抜はどの高校も枠を満たしていません)、学力検査を受けた生徒との公平性の問題かなと思います。