入試当日に既に説明があったとおり(と思う。発表時では不合格者は説明を聞けないから)、岐阜県の公立高校入試では調査書と学力検査の得点の開示請求が受検者本人だけできる。調査書は4月1日以降、学力検査の得点は合格発表日(3/21)の翌日(今年なら3/22(月))以後とその期間が若干ずれているから注意したい。

 このうち調査書のほうは、各学年の通知表にも学年評定が載っている(ところが多いはず)現在、もらってもあまり意味が無いかもしれない(基本的に悪いことは何も書いてないから安心?してほしい。後から開示されることは中学校も想定済みだ)。

開示が始まったら早めに…

 学力検査得点の開示は合格発表日の翌日から1か月と決まっている。それ以後は知りたくなっても知ることはできない。

 学校によっては合格者(つまり在校生)は入学後にまとめて受け付けてくれる(面倒だからだろう)ところもあったようだが(高校の説明をよく聞いてほしい。文書ももらえるはず)、そうでない場合、入学後は忙しくてついつい忘れてしまうことが多いので(受付が昼休みや放課後のわずかな時間帯のみで、そんな時間帯には在校生は行っている暇が無い)、特に高校側が指定しない限り、暇な春休みのうちに早めに請求したほうがいい(行くのが面倒かもしれないが合格者はどうせ4月から通学するのだからその予行演習だと思うことにしよう)。

 不幸にも落ちてしまった子は気持ちを切り替えるためにも特に早めに。落ちた子に「開示請求しろ」というのは酷なことかなとも思うが、この岐阜県の公立高校入試でもかつて合否判定の間違いが発覚したことがある。優秀な子で中学校でもおかしいと言う話になったようだが。そういうことも(稀だろうが)あることなので(今年は既に「解答用紙の間違い→全員に3点付与」という「稀」なことがあったが)、落ちた子も少しでも疑問があれば(あるいは納得ができなければ)開示請求したほうがいい。

前を向こう

 が、あなたの「高校入試」の戦いはそこまでにしよう。結果を受け止めたら前に進もう。普通科に進む子は次は(3年後は)大学受験だろう。高校が希望通りでも3年後に大学が希望通りになる子は多くないし、希望通り進んだことがよい結果になるとも限らない。そもそも中学高校で将来を決めろというのが難しい(私も今回の入院で理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の細かい役割分担を知った。おおざっぱにしか知らなかった、お恥ずかしいことだが)。勉強とか将来とか抜きにしても、貴重な10代後半の日々、沈んで暮らすにはもったいないと思う。前を向いて入学することになる高校での日々に期待を膨らませよう。