岐阜県の多くの受検生(受験生)にとっては昨日の第一次選抜の合格発表で一段落だろうが、世間では一部の受検生がまだ戦っている。昨日、第二次選抜の募集人員が発表され、今日一日だけがその出願日で、明日一日だけがその出願変更日になっている。公立高校全体の第一次選抜の倍率が1倍を切った(公立高校全体で定員割れしている)こともあり、今年は対象校が多めだ。

募集人員

 この募集人員は簡単に言えば「定員に対して足りない人数」。定員を満たした高校では行われない。だからなのか、第一次選抜の募集の際は第一次選抜とは別枠で募集している外国人・帰国生徒選抜だが(だから第一次選抜終了時では320名定員の高校で全体で321名合格していることもあることはこの前書いた)、この第二次選抜の募集の際には外国人・帰国生徒選抜の合格者数も入れて足りない分を計算している(制度上そうなっている)。だから第一次選抜で定員割れした人数そのものが第二次選抜の募集人員になるわけではないのだ(受検しなかった欠席者とかもあるだろうが)

不可解

 それでもなお、今回の発表で不可解だったのは加納高校の美術科。第一次選抜の出願者数は39人だったはずだが(自分が間違っているのかとこのサイトにも掲載している出願状況をチェックしてしまった)、昨日の第二次選抜の募集人員発表では第一次選抜で40人合格しているからと「募集なし」になっている(定員40人)。外国人・帰国生徒選抜で合格した生徒がいて40人に達したのかなと思ったら、そういう記述も一切ない。美術科や音楽科を第2志望で書くことは制度上認められていないので、他学科からの(普通科や音楽科志望者の)流入もあり得ない。いったいどこから受検生が降ってきたのかなと考え込んでしまった。最終出願者数そのものが間違っていたのだろうか。それとも私の勉強不足だろうか。今年、関係する生徒がいれば、県教委にぜひとも尋ねてみたいと思うくらいだった。不可解だ。

赤線は当方でつけたが、上の画像は県教委発表の「令和3年度 岐阜県公立高等学校 第一次・連携型選抜 合格者数 第二次選抜 募集人員」の一部だ。外国人・帰国生徒選抜の合格者数は他校にあるように()内に示してあるが、加納高校にはない。ちなみにその上、岐山高校理数科は第一次選抜で60名合格+外国人・帰国生徒選抜で1名合格のため、第二次選抜では19名の募集だ。

 ちなみに下に示したのは第一次選抜の最終出願者数(変更後)の一部だ。やはり赤線その他は当方でつけた。

歩きながら考えた

 どういうことだろう、歩きながらずっと考えていたのだが、愚かな私には分からない。岐阜県公立高校入試、まだまだ謎だらけだ(と思っているのは私くらいなのか)