【2022年春入試】公立高校入試での新型コロナへの新たな対応策が県教委から

 最終回の進路希望調査の結果が出たので、そっちばかりに注目していましたら、県教委から1/24付で「令和4年度岐阜県立高等学校入学者選抜における新型コロナウイルス感染症への対応について」という発表がありました。

11月の散歩風景。近所のキバナコスモス。

県教育委員会では、令和4 年度岐阜県立高等学校入学者選抜における新型コロナウイルス感染症への対応として、第一次選抜の追検査に加え、更なる受検機会の確保の観点から、下記のとおり新たに新型コロナウイルス感染症にかかる特別追検査を実施します。

とのことです。愛知県からそういう話が出ていましたので岐阜県もということは以前に県の方から出ていましたが、それが具体的に決まったのですね。対象者は、

新型コロナウイルス感染症への罹患又はその疑いのため、第一次選抜本検査( 3 月3 日・4 日) と追検査( 3 月1 8 日・1 9 日) に実施する検査を受検できなかった者のうち、特別追検査の措置を希望する者。

つまり、新型コロナのせいで本試験もその2週間後の追検査も両方とも受験できなかった子のための救済措置「特別追検査」ということです。どうやるかというと・・・

第一次選抜で各高等学校が定める検査内容( 学力検査・実技検査・面接・小論文など)と同一の検査を実施する。ただし、学力検査を実施する教科は、国語・数学・英語( 定時制の課程においては、第一次選抜で各高等学校が定めた教科)とする。なお、学力検査の問題及び検査時間は、第二次選抜と同一とする。

これも11月の散歩風景。近所のこれはキバナじゃないコスモスかな。

 愛知県の追加救済措置は「書類選考と面接のみでも」という話だったかなと思いますが(既に3段階の救済措置があるそうで、これ以上は組み込めないのでしょう)、岐阜県は第二次選抜と同じ日程に「特別追検査」を組み込むようです。ただし、第二次選抜とは違い、第一次選抜の立て付けでやるというのです。つまり第一次選抜で面接がある高校は面接もやるとか。この発表には記載が見当たらない気がしますが、小論文は独自検査でしか行われないので独自検査もそのままやるということでしょう(でいいんですよね?)。「同一の検査を実施する」ということですから。ただし、学力検査の問題は第二次選抜の子たちと同じものを使うと(流用ですね。そりゃ今から作問とか大変だものなあ。また間違いが発生しかねない)。第二次選抜の学力検査問題は英数国の3教科しかないので、この特別追検査でも英数国の3教科だけの学力検査をやると。そして

合格者は、入学定員とは別に決定する。

 同時実施の「第二次選抜」は定員割れした公立高校・学科のみですが、この特別追検査はすべての公立高校・学科が対象で、合格者も定員とは別の外枠(帰国生・外国人選抜はそうですね)、つまり320名定員で320人の合格がもう決まっていても、321人目とか322人目とかの合格者として対応するわけですね(本検査とそこから2週間おいて行われる追検査も両方とも受検できない生徒はそれほど多くないと思われるのでこれでいいのでしょうね)。県教委がまとめた表があったので、以下に転載させてもらいますね。

県教委1/24付発表の資料から。

 この流れ図の通り、「特別追検査」は当然ながら第一次選抜で受けるはずだった(願書を出している)高校・学科を受けるということで、それをやめて「第二次選抜が行われる高校に行きたい」ということなら、第二次選抜の方に願書を出せばそれもご自由にどうぞということですね。  

これも11月の散歩風景。どこだったかな。忘れちゃった。

 というわけで、受験生(受検生)のみなさん、万が一の 救済措置がこのように設けられていますので、「新型コロナで入試を受けられなくなって、公立高校に行けなくなる」ことを防ごうと、大人も一生懸命なので安心してくださいという話でした。とはいってもかからないのが一番です。注意していてもかかってしまいそうな勢いの感染状況ですが、じゅうぶん気をつけて行動してくださいね。頑張ってください。