見えないところから
ここしばらく、見ず知らずの塾さんや保護者の方から励ましの言葉をメールでいただき、本当にありがたく感じるとともに、このサイトを運営していてよかったと思う。ここもブログも「塾生がほとんど見ないサイト」で、運営していても「意味が無いのでは」と思った瞬間もないわけではなかった。しかし岐阜県の公立高校入試に関する情報はあまりに少ないし、県教委の公式サイトはわかりにくいところもあるし、何よりスケジュール感がわかりにくくそれは公式ではなかなか伝えられないのだろうと言うのでこのサイトで高校入試の情報を載せ始めた。
ネットに対応できていなかった昔の入試
ネットを始めた頃は、たとえば今は当たり前の出願締切時や変更期間内の出願者数の掲示もネットではなかなか行われず、高校の玄関のみの掲示だったし(今時そんなシステムなんてと関係しない人からは笑われたが、こっちは真剣なので午後4時から授業開始までの短い時間、必死に市内外を車で回った)、それすら某高校では募集要項を曲解して拒絶していたりもした(ので玄関先で掲示するしないを巡って高校教員さんと論争したこともあった。もう20年近く前のことだから関係者もいないだろうし時効でしょうね)。
それでも遅れている情報開示
こうしてネットを使った入試に関する情報開示は以前よりは確実に進んだが、県教委の歩みは遅々としたものだし、肝心なところ(この時期なので当事者はやはり合否判定の仕方に関心があるでしょうね)は非公開だったりするものだから(その点、国立高専は凄く進んでいる。内申と当日点の配点もすべて公開だ。「国立」ができて「公立」ができないわけはない。「私立」と比較しているわけじゃない。まあ私立でもいろいろだが。)、叱咤激励の意味を込めて記事を書いたこともある(相手は読んではいないでしょうが)。そんなこんなも(関係ない方も含め)受験生や将来受験生になる子どもたち(とそのご家族の方たち)のためだと頑張ってきた。ずっと定点観測しているような人間がいないと(受験は1回だけなので終わってしまえば本人や家族も関係者でなくなってしまう。喉元過ぎれば・・・の典型例)情報公開が進まないだろうという使命感もあった。
・・・自宅療養生活を書くはずの記事が脱線してしまった。自宅療養生活、周りからすれば私はまだ「病人」扱いなのだった。自分ではもう大丈夫と叫びたいところである。左の手足は完全に元通りというわけでもないが。だいたい散歩一つとっても4km弱で疲れが出てしまう。これでは公道を遠くまで散歩するような行動はまだ先だなと自分でも思う。こういう現実を感じると入院中初期の復帰願望がいかに無謀だったかよく分かる。あの頃私は立つこともできず、歩くこともできなかったのだから。
