脳幹出血からの帰還3 それはクリスマスイブの早朝に起こった(3)

意識がはっきりする

 はっきりと昼夜が区別でき、現状が把握できるような意識が戻ったのは1月半ば近くでしょうか。病室で寝たきりの自分。左の手足がほとんど動かせない自分(この頃は本人も動かない左手足をどうつきあって生きていくのだろうと想像していましたが、家族も家に介護ベッドを置く、車いすの積める車に改造するなどさまざま相談をしていたようです)。そんな中、リハビリは続きました。その前もリハビリは行われていたようですが「半分寝たような状態」(by担当の作業療法士さん)だったので本人に記憶はほとんどありません。

動かない手をマッサージする作業療法士さん

 動かない手に懸命に働きかけていただきました。あまり動かない脚でもあきらめず歩行訓練を始めていただきました。自分の場合、幸いだったのは左の手足が動かないと言っても感覚は左も右とほぼ変わらず残っていたことでした。自分が脳で命令しても微妙にしか動かないと思っていた手足が少しずつではあるものの反応してくれるようになりました。