看板

看板の下のほうに書いてあった電話番号が見えなくなるように(うっすら見えるときもあるが透けているのでなく凸凹が浮いているのだと。仕方ない)先月末、工事をしてもらった。この看板をリニューアルするときにお願いした看板屋さんだ。

前の電話(番号)は私が入院していた初期、使っていないものの経費を少しでも削りたいと考えた家族によって契約解除された。前から書いているように入院当初は復帰など夢物語、(1)いのちがあるかどうか→(2)ベッドから動けるかどうか→(3)自分で立てる・歩けるかどうかというのが入院中盤までの流れだったから(入院時のその後の快復については前の記事に書いたとおり)、契約解除も当然だろう。この塾が「店子」で借りものだったら塾自体も「契約解除」されて引き払われていたかもしれないが、そこは幸いなことに持ち主(私)の知らないところで売り払われることはなかったからこうして残っている。

あれから5か月も経っていない。こんなに早く復帰へと駆け上がれるとは4か月前の自分自身が想像できなかった。2か月余り前の退院直後、復帰の予定を訊かれたりもしたが、お答えしたくてもそのときの私は退院したとはいえ自宅療養中、車もまだ運転出来ず運転出来る目途も立たず、体力的にも当時はできる確信が無かったし、この仕事はもうできないのではないかと思った時期も入院中にはあったくらいでその後そんなに経っていないわけだから、復帰の予定など全く立てられず、確定的なことは何も言えなかった。退院当時と比べたら現在は、はるかに力強いと自分でも思う。ここをご覧の方は分かるように、退院直後は家の階段はさておき外の階段の上り下りには慎重さが求められたし、物を持って上下するなんて考えられなかったが、現在は机を持って塾の1階と2階を上下出来るまでになった。退院時に担当していた理学療法士さんに報告したいくらいである。「退院後こんなに快復しました報告会」があったほうがリハビリスタッフの皆さんも喜んでくれると思うのだが。忙しいのにそんな機会は必要ないか…。

今日も近くのスポーツ公園で散歩した。ちなみに昨日は雨だったのでどこにも行っていない(雨の降り方を見てアーケード街での散歩もやめた。昨日は「0歩」)。6300歩ほど。4.9km/h。もう4.9km/hはごく自然に出せるようになった。ここはさらに高みを目指して5.0km/h以上を目標にしたほうがいいのかもしれないが…。空を見上げれば飛行機雲。今ごろこんな風景を見ることもなかったのかもなあと思うとしんみりする。

休みの日は子どもたちもいて賑わっていたテニスコート、この日は公園の別のコートにこそ大人の団体がいたがこちらはがらんとしていた。大型連休が終わったんだなあという寂しさだ。テニスコートが立派なだけに人がいないと余計寂しさが際立つ。