教職員の人事異動

 今朝の新聞に岐阜県の学校の先生の異動の記事が例年のように載っていたが、離任式が終業式と同日に行われる昨今では、どの先生が学校を離れるかについては生徒の方が先に知っているだろう。ネットで言われるところの「知ってた速報」というやつである。

昔話

 昔は新聞報道が先で、そのあと3/31に離任式(のために小中学校に行く。卒業したばかりの中学3年といっていいのかという卒業生でもこの日に自主的に来たりしていた)という日程だったので、この記事を注目してみていた。どの先生が異動になるかは子どものときも興味があったし、この仕事に就いてからも興味があった。

対策

 記事はどんな先生が来るかという目線で書かれているが、その先生の名前を聞かされても(前にいた先生だとか部活の指導で有名だとかメディアで取り上げられるほどの授業をしているとか変わった評価をしているとかの超有名人でない限り)どういうことになるのかは想像がつかない。塾によっては先生の異動に目を光らせてテスト対策等をするところもあるようだが、私はそこまではしてこなかった。その延長で公立高校入試を作る先生について研究するのかと言われたらできないことだ(できたら怖いし問題だ)。私は常に公立高校入試を最終目標にいろいろなことを組み立ててきた。

卒業生

 ところで、わが塾を卒業して地元の小学校に勤務していた某先生が街中の小学校に異動になるようだ。寂しいが新天地でまた頑張ってほしい。

時の流れ

 以前は(特に高校の異動などで)恩師の名前を目にしたりもしたが、この歳になるとさすがにそういうことはほとんどなくなった。上記のように卒業生が先生をやっているという塩梅だ。時の流れはそう考えると早い。振り返るとこの前、中学生だったのにと思ってしまう。

校長の交代

 個人的な話はさておき、岐阜高校も大垣北高校も校長が替わるようだ。学校は校長が替わると結構方針も変わるので注目してみている。たとえば岐阜高校など特色化選抜時代に露骨に野球部優遇枠を設けたことがあったが、校長が替わったらそれもなくなったし、興味深いことに枠がなくなってからの方が強くなった(それでも甲子園は遠いかな)という話もある。ちなみにその枠を作った方は公立を退職後、某私立高校の校長先生になっておられ、なかなかやり手のようで実績も上がっているようだ。

異動記事の今後

 先ほど書いたように終業式の日に離任式もあり、各学校の通信等で離任の先生や着任の先生も紹介されている昨今、教職員の人事異動がいつまで新聞に掲載されるのかも注目している。公務員の人事異動は掲載されているのでそれと同じ扱いだろうか。公務員は行政の担当者で権力の行使者であり公僕であるから行政の透明化という意味でも掲載されるべしということだろうが、いっぽうで昨今は個人情報の保護という側面もある。ネットに掲載される学校通信の先生の異動欄も名前を隠しているところもある。やや過剰な反応である気もするが、今後の動向を注視していきたい。