大変役に立っている。この塾ができた当初、というかほんの数年前まで黒板を使いチョークで書いて授業をしていたので、換気扇は絶対に必要だった(ないと教室がチョークの粉で…)。やがて電子黒板代わりとしてプロジェクタを使うようになり、教室にPCを置くようになってからは黒板・チョークを卒業してホワイトボードに移行したから、しばらくは換気扇の出番も(掃除のときや講習やテスト対策時の食事どき、生徒入れ替え時以外)あまりなかった。

が、世間がこのコロナ禍である。換気をすれば全てを防げるわけでもないだろうが、少なくとも三密の一つである「密閉」は避けられる。三密のうち密集・密接については教室の座席を空けることで昨年から対応している。消毒液はもちろん備えてある。換気については窓を単に開けるだけよりも、吸気口を確保し(これも建設当初からついていた)、換気扇で強制的に換気するのがよいだろう。これからの季節、エアコンを運転しながらの換気になるから、理想は今流行りの「換気しながら運転してくれるエアコン(エアコン自体が外気を取り入れる外気導入カーエアコンのようなルームエアコンだ。車に当たり前のようについているこれがなぜもっと前から注目されなかったのか疑問だが)」なのだろうが、その次に理想的なのはこの換気扇だろう。窓を開けていたからと言って本当に換気しているかどうかなかなか体感できないが、吸気口を確保して換気扇を回していれば確かに換気していると空気の動きで感じられ、余計な機械で計測しなくも実感できる。

というわけで対面授業に戻っている今、授業中はがんがん回している。電気代が気になるが、去年の夏にもこのスタイルは経験済みだから想定の範囲内には収まるだろう。夏の暑さが去年並みで済めば…。