昨日の夕方、さあ、塾を出ましょうと車に乗ったそのときに、毎年訪問してくださる某私立高校のH先生が来られた。H先生とは先生の前任校の時代からのおつきあいだ。最初にお会いしたときは私もまだ若造の会社員だったからもう四半世紀になるだろうか。ここをご覧になったのか、風の便りか、私がこの数か月どうなっていたのかご存じだったらしい。お目にかかり、しばらくして先生が涙を。お騒がせいたしました。当の本人は自分が生死の境を彷徨って棺桶に片足を突っ込んでいたなんてこともそのときは知らず、病院で寝ていただけです。気付いた頃には左半身が動かなくなっていました。そして今はこうして普通に動いております。医者も脳の写真を見せながら「強運の持ち主」と言いました。このようにぴんぴんしております。生きてお会い出来て嬉しかったです。またよろしくお願いいたします。

生きていてよかったなと思えることが最近がいろいろあったが、今日もまた、自分が生きていてよかったなと思えた瞬間だった。私はこの世にいるはずだ。ここはあの世ではないはずだ。振り返れば4か月前にはこうやって普通に歩いて左手も動かして普通に車を運転もしている自分が全く想像出来なかった。どうやってこの先、動かない、起き上がることもできなかったこのからだとつきあっていくのか、これでは塾屋を続けるのはもう無理かなと病院のベッドで半ば絶望していた。日々是前進。明日は明日。また頑張ろう。

最近はここには書いていないが日常的に散歩は続けている。家の近所のスポーツ公園で5,000歩ぐらい。5.0km/hはもう当たり前になった。たまに5.1km/hが出ると喜んでいるが、速さは目標にしていないから強くは意識していない。最近速いのは体力がついてきたからなのか、写真を撮ったり寄り道していないせいなのかは分からない。自分では同じ調子で歩いているつもりだ。これからも5,000歩/日を目安に歩いていきたい。散歩だけでそれだけ歩けば、生活場面もあわせた1日トータルで1万歩近くにはなっていると思う。